生理痛にはちょっと痛みを感じる程度の普通の生理痛以外に、子宮などの病気による器質性月経困難症、病気以外の原因による機能性月経困難症の2つの種類があります。
器質性月経困難症の場合は、25歳前後から生理痛が激しくなり生理期間中はずっと痛みが続き、更に生理後に痛みを感じることもあります。主に子宮内側以外にも子宮内膜ができてしまう子宮内膜症や、子宮内膜が子宮内の筋層という部分にまででき、子宮全体が大きくなっていく子宮腺筋症、子宮内に良性のこぶのような塊ができる子宮筋腫などの病気が原因となります。器質性月経困難症の場合は、自然に治るということはなくそのまま放置すると症状が悪化して子宮を摘出したり、妊娠しにくい体になる場合もあるので早期に病院で治療を受ける必要があります。
また機能性月経困難症は生理が始まる10代から20代後半に多く、主な原因としては女性ホルモンの過剰分泌や骨盤のゆがみ、ストレス、冷え性や運動不足、不規則な生活などが挙げられます。冷え性や運動不足などは日常生活を見直せば自分なりに改善することも可能ですが、あまりに痛みがひどい場合は病院で診察をうけて鎮静剤や漢方薬を処方してもらうことも可能です。
女性のライフサイクルも時代と共に大きく変わっており、それに伴い生理痛に悩む女性も増えています。体の発育が早くなり初経が低年齢化したり、晩婚化により高齢出産が増え、少子化により出産数が減少するなどして女性の一生の月経回数も昔と比べると9倍にもなっています。それだけ生理痛と向き合う期間も長いことから、生理痛のメカニズムや対処法をしっかり覚えてうまく付き合っていく必要があるのです。


